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やなせさんとわたし
里中 満智子
里中 満智子(さとなか まちこ)
マンガ家・公益社団法人日本漫画家協会理事長。
16歳でプロデビュー。
やなせさんとは架空の結婚披露パーティーを幾度と挙げた仲。
世界中の子どもに幸せを届けるために
やなせ先生は常に全力でした。

架空披露宴に込められた想い

奥様が亡くなられて、やなせ先生は「お金があってもしょうがないから、楽しいことに使うんだ」って、ご自身の喜寿祝いで架空披露宴をされたんです。若い頃は貧しかったし、そんな時代でもないから、落ち着いたら披露宴をやるつもりが、奥様が亡くなってしまった。だけどどうしても披露宴を挙げたいから、妻が喜んでくれる人=里中を相手に挙げようと。やなせ先生は冗談でもなんでも大真面目におやりになる方でした。“世界中の子どもに幸せな気持ちを届ける”という夢を実現するために、常に全力で自分のやるべきことをやってらしたと思います。大それた夢だと笑われるかもしれないけど、それをずっと持っていたから、やなせ先生は花開いたんだと思います。

やなせさんのキャラクター愛

やなせさんの作るキャラクターは、人の心にあったかいものを運んでくるところが素晴らしい。それは、やなせ先生のものを見る目が、広くてあたたかいからだと思うんです。キャラクターに接する一人ひとりの反応を想像しながら作られたことは、アーティストとしても、いち人間としてもすごいと思います。

食べるものがあれば大丈夫

やなせ先生が戦時中に体験した空腹の辛さから、もう二度と誰も飢えないようにと生み出されたアンパンマン。例えひと時であっても、空腹から救ってあげたいという本気の思いでお作りになったと思います。だからみなさんも、大変なことがあっても、何か食べる度に「食べる物があれば大丈夫」って思い出してください。高知はおいしいものがいっぱいありますから!

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