令和6年8月8日、四国運輸局より、「福祉・バリアフリー対策に貢献のあった団体」として、四国運輸局優良事業者等表彰をいただきました。
以下、表彰式での挨拶より抜粋でご報告いたします。
「この度はこのような賞をいただき、誠にありがとうございます。
物部川エリアのユニバーサルツーリズムは、まだ「バリアフリー」という言葉が世間に浸透するずっと前から、観光施設それぞれが取り組んできたものになります。
主要観光施設の1つである「西島園芸団地」は、52年前の開園当初からバリアフリーでした。
「ヤ・シィパーク」は、バリアフリーを念頭に、当時最先端であったアメリカに視察に行き、設計段階からバリアフリーを念頭に作り上げたものであります。
物部川DMOは、小学生以下の子育てファミリーをターゲットとしていますが、そういった土台があったからこそ、ベビーカーが通れる道やおむつ替えができる場所が必要な、子連れ旅のエリアであると、ブランディング設定もできました。
今回、物部川DMOがいただいた表彰ですが、エリア内の皆さんがずっと昔から取り組んで、継続してきた結果だと思います。
そして、このバリアフリーの精神を引き継ぎ、この数年で急速にのびてきた外国からの観光のお客様にも、宗教や文化の違いで食べられないというバリアを感じられることの無いよう、「食のバリアフリー」での対応を進めております。
来年、ものべがわエリアの香北を「ふるさと」と、ごめん町を「僕が育った町」と言ってくださっていた、アンパンマンの作者、やなせたかしさんご夫妻がモデルとなるドラマがあり、さらに多くの方に観光で来ていただけるよう、準備を進めております。
やなせたかしさんの有名な言葉で、「人生はよろこばせごっこ」という言葉があります。
やなせさんのこの想いを、これからも物部川エリアのユニバーサルツーリズムに活かし、来てくれたお客様もうれしい、地域住民の私たちもうれしい、そういうインクルーシブな取り組みをずっと続けたいと思います。
表彰いただいたことに恥じぬよう事業に邁進するとともに、いつもご協力を頂いている皆様に感謝申し上げます。」
一般社団法人 物部川DMO協議会 代表理事 丸岡 克典